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2026.10.26

ダイビングが上手くなるには?トレーニングの3原理・5原則から考える上達のコツ

こんにちは。

沖縄旅行の思い出作りをお手伝いさせていただいております、

思い出作りのプロ、Booさんがお届けします。

実は僕、ダイビングだけでなく、マラソンも趣味なんです。

普段はBTRC(ブレイクスルーランニングクラブ)というランニングクラブで

練習しています。

先日、そのクラブの代表である弁慶さんが、

stand.fmで「トレーニングの3原理・5原則」についてお話しされていました。

その配信を聴いていて、ふと思ったんです。

「この原理・原則って、ダイビングの上達にも当てはまるんじゃないかな?」

これが、今回の記事を書くヒントになりました。

▶ 弁慶さんのstand.fmはこちら

ランニングでは、ただ走る距離を増やせば速くなるわけではありません。

練習の目的を理解し、自分に合った負荷をかけ、

繰り返し取り組むことで少しずつ走力が向上していきます。

これって、ダイビングも同じなんですよね。

今回は、トレーニングの「3原理・5原則」をダイビングに当てはめながら、

上達するために大切なことを考えてみたいと思います。

特に、苦手な方が多い「潜降」と「中性浮力」についても、

具体的にお話ししていきます。

ダイビングは経験本数が多ければ上手くなる?

ダイビングをしていると、経験本数の話になることがあります。

「もう100本潜っています!」

「まだ10本しか潜っていないんです」

もちろん、経験本数は一つの目安になります。

さまざまな海況やポイントを経験することは、とても大切です。

ただ、経験本数が多いことと、ダイビングのスキルが身についていることは、

必ずしも同じではありません。

例えば、100本以上潜っていても、潜降が苦手な方や、

中性浮力をうまくコントロールできない方はいます。

反対に、まだ経験本数が少なくても、自分の課題を理解して、

一つひとつ練習している方は、驚くほど上達することがあります。

僕が大切だと思っているのは、

「何本潜ったか」だけではなく、「そのダイビングで何を学んだか」ということです。

トレーニングの3原理とは?

トレーニングの3原理とは、

体がトレーニングによってどのように変化するのかを説明した、基本的な考え方です。

「過負荷の原理」「可逆性の原理」「特異性の原理」の3つがあります。

① 過負荷の原理

普段と同じ負荷をかけ続けるだけでは、能力の向上につながりにくく、

少しずつ負荷を高める必要があるという考え方です。

例えばランニングなら、いつも同じ距離を同じペースで走るだけでなく、

少し長い距離に挑戦したり、ペースを上げたりすることで、走力の向上を目指します。

では、ダイビングではどうでしょうか?

いつもロープにつかまって潜降している方が、次のダイビングではロープに頼りすぎず、

自分で浮力や姿勢を調整しながら潜降してみる。

中性浮力が苦手な方なら、まずは一定の深度を維持することを意識してみる。

そんな小さな挑戦が、上達につながります。

ただし、ダイビングでは安全が最優先です。

無理に難しいことへ挑戦するのではなく、安全を確保したうえで、

今の自分より少しだけ難しいことに取り組む。

これが大切だと思います。

② 可逆性の原理

トレーニングをやめると、

それまでに得られた能力や適応が徐々に失われていくという考え方です。

ランニングでも、しばらく走らない期間が続くと、

以前と同じペースがきつく感じることがあります。

ダイビングも同じです。

前回はスムーズにできていた潜降が、久しぶりに潜ったらうまくいかない。

中性浮力の感覚を忘れてしまう。

そんなことは珍しくありません。

そもそも、ダイビングは年に1〜2回しかできないという方も多いですよね。

毎週のように練習できるランニングとは違い、

ダイビングは練習する機会そのものが限られています。

だから、久しぶりに潜って感覚が鈍っていても、不思議ではありません。

大切なのは、そこで落ち込まないことです。

僕は、「三歩進んで二歩下がる。でも、一歩は進んでいる」

くらいの気持ちでいいと思っています。

久しぶりのダイビングでは、

基本を確認しながら少しずつ感覚を取り戻していきましょう。

③ 特異性の原理

トレーニングの効果は、取り組んだ内容に応じて現れるという考え方です。

ランニングでも、長い距離をゆっくり走る練習と、短い距離を速く走る練習では、

目的が違います。

ダイビングでも同じです。

潜降が苦手なら、潜降に必要な姿勢や呼吸、BCDの操作を意識する。

中性浮力が苦手なら、浮力を調整する練習をする。

苦手なことがあるのに、何となく潜っているだけでは、

その課題がなかなか改善しないこともあります。

上達したいスキルに合わせて、練習する内容を考えることが大切です。

トレーニングの5原則とは?

続いて、トレーニングの5原則です。

こちらは、トレーニングを効果的に進めるための考え方で、

「全面性」「意識性」「漸進性」「反復性」「個別性」の5つがあります。

① 全面性の原則

一つの能力だけでなく、

さまざまな能力をバランスよく鍛えることが大切という考え方です。

ランニングでも、速く走る練習ばかりではなく、持久力や筋力、柔軟性など、

さまざまな要素が必要になります。

ダイビングも同じです。

中性浮力が上手でも、エアの管理ができなければ困ります。

潜降がスムーズでも、周囲の状況を確認できなければ、

安全なダイビングにはつながりません。

潜降、中性浮力、呼吸、器材操作、エアの管理、周囲の確認。

それぞれのスキルをバランスよく身につけることが大切です。

② 意識性の原則

何のためにその練習をしているのか、

目的を理解して取り組むことが大切という考え方です。

例えばランニングなら、ゆっくり走る練習と、

速いペースで走る練習では目的が違います。

持久力を高めたいのか、スピードを身につけたいのか。

同じように走っていても、目的を理解して取り組むことで、練習の意味が変わってきます。

ダイビングも同じです。

僕は、これがダイビングの上達において特に重要だと思っています。

例えば、中性浮力がうまく取れないとき。

ただBCDに給気したり排気したりするのではなく、

「なぜ今、沈んでいるんだろう?」

「BCDの空気が足りないのかな?」

「呼吸の影響もあるのかな?」

と考えてみる。

原因を考えながら操作するのと、何となく操作するのとでは、身につき方が違ってきます。

言われたとおりに操作するだけでなく、自分で考えて操作できるようになること。

それが、自立したダイバーへの一歩だと思います。

③ 漸進性の原則

負荷や難易度を、段階的に高めていくことが大切という考え方です。

ランニングを始めたばかりの方が、

いきなりフルマラソンの距離を走るのは無理がありますよね。

ダイビングも同じです。

最初から何もかも完璧にできる必要はありません。

まずはロープを使って落ち着いて潜降する。

次に、ロープに頼る時間を少しずつ減らしてみる。

慣れてきたら、浮力や姿勢を自分で調整しながら潜降する。

このように、段階を踏んで練習することで、無理なくスキルを身につけていけます。

④反復性の原則

一度だけではなく、繰り返し取り組むことで、

能力や技術が定着していくという考え方です。

例えばランニングなら、一度長い距離を走ったからといって、

すぐに持久力が身につくわけではありません。

日々のジョギングやポイント練習を継続することで、少しずつ走力が向上していきます。

一度できたことを繰り返し、安定してできるようにしていくことが大切です。

ダイビングも同じです。

ダイビングのスキルも、一度うまくできたからといって、次も必ずできるとは限りません。

特に中性浮力は、潜るたびに水深や状況が変わるため、繰り返し調整する経験が大切です。

最初は意識しないとできなかった操作が、何度も繰り返すうちに自然とできるようになる。

それがスキルの定着です。

ただし、同じ失敗を繰り返すだけでは、なかなか改善しません。

なぜうまくいかなかったのかを考え、次のダイビングで試してみる。

そんな反復を大切にしてほしいと思います。

⑤ 個別性の原則

体力や経験、得意・不得意などは一人ひとり違うため、

それぞれに合った方法で取り組むことが大切という考え方です。

ランニングでも、同じ練習メニューが全員に合うわけではありません。

ダイビングも同じです。

潜降が苦手な方もいれば、中性浮力が苦手な方もいます。

呼吸に余裕がない方もいれば、器材操作に不安がある方もいます。

だからこそ、全員に同じアドバイスをするのではなく、

その方の経験や課題に合わせて考えることが大切だと思っています。

潜降が苦手な方へ|BCDの排気だけが原因ではありません

ここからは、実際のダイビングでよく見られる例を紹介します。

まずは潜降です。

「BCDの空気を抜いているのに、なかなか沈めない」

そんな経験はありませんか?

もちろん、BCDの空気が十分に抜けているかを確認することは大切です。

ただ、原因はそれだけとは限りません。

例えば、息を吐いたあとに大きく吸い込んでしまうと、肺の浮力が増えて、

沈みにくくなることがあります。

潜降への不安や緊張から呼吸が浅くなり、落ち着いて息を吐けていないこともあります。

また、潜降しようとしているのに、

フィンを動かして体を上方向へ押し上げてしまう方もいます。

さらに、潜降の途中で早く水平姿勢になろうとして、

水の抵抗が大きくなってしまう場合もあります。

姿勢を直そうとしてお腹に力を入れ、無意識に息を止めてしまうことにも注意が必要です。

ダイビング中は、絶対に息を止めず、自然で連続した呼吸を続けることが基本です。

潜降がうまくいかないときは、焦って何度もBCDを操作するのではなく、

「呼吸は落ち着いているかな?」

「フィンで体を押し上げていないかな?」

「姿勢はどうなっているかな?」

と、一つずつ確認してみましょう。

潜降は、力任せに沈むものではありません。

呼吸・浮力・姿勢を理解し、落ち着いてコントロールすることが大切です。

中性浮力が苦手な方へ|BCDは操作して覚えるもの

もう一つ、苦手な方が多いのが中性浮力です。

例えば、BCDに少し空気を入れたものの、

その後はほとんど操作せずに泳いでいる方がいます。

すると、少しずつ沈んでしまう。

沈みそうになると、今度はフィンを動かして浮き上がろうとする。

その結果、泳ぐスピードが速くなったり、

前のダイバーとの距離が詰まったりすることがあります。

フィンを動かし続けるので疲れやすくなり、エアの消費が増える原因にもなります。

さらに、海底やサンゴに近づきすぎてしまうこともあります。

本来、フィンを動かす目的は、主に水中を移動することです。

沈まないためにフィンを動かし続けるのではなく、

BCDと呼吸を使って浮力を調整することが大切です。

BCDは、一度給気したら終わりというものではありません。

水深が変われば、BCD内の空気の体積も変化します。

そのため、必要に応じて少しずつ給気・排気を行い、浮力を調整していきます。

そして、浮力が大きく変化しない状態をつくったうえで、

呼吸によって細かな調整を行います。

もちろん、BCDに空気を入れすぎると急に浮き上がる危険があるため、操作は少しずつ、

反応を確認しながら行うことが大切です。

最初から完璧にできなくても構いません。

「少し沈んでいるから、BCDに少し給気してみよう」

「浮き気味だから、少し排気してみよう」

こうして考えながら繰り返すことで、少しずつ感覚が身についていきます。

中性浮力が安定すると、無駄にフィンを動かす必要が減り、姿勢も安定しやすくなります。

すると、体の力が抜け、呼吸にも余裕が生まれてきます。

ダイビングが上達すると、楽しみ方がもっと広がる

ここまで潜降や中性浮力についてお話ししてきましたが、

僕はダイビングのスキルを上達させること自体が、最終的な目的だとは思っていません。

ダイビングが上手くなるために潜るのではなく、

もっとダイビングを楽しむために上達する。

これが僕の考えです。

例えば、中性浮力に余裕ができると、海底に接触しないように気をつけながら、

周りの景色をゆっくり楽しめるようになります。

それまで自分の操作で精いっぱいだった方も、

魚の動きやサンゴの美しさに目を向けられるようになります。

水中写真や動画を撮影する余裕も生まれてきます。

ダイビングの楽しみ方は、人それぞれです。

大物を見るのが好きな方もいれば、小さな生き物を探すのが好きな方もいます。

地形を楽しむ方もいれば、水中写真に夢中になる方もいます。

ちなみに僕は、きれいなサンゴ礁や魚たちを眺めながら、

のんびり水中を漂うように泳ぐ時間が大好きです。

上達することで、そんな自分なりの楽しみ方を、

もっと自由に味わえるようになると思っています。

僕がダイビングを仕事にした理由

僕がダイビングの仕事を始めたのは、もともとダイビングが大好きだったからです。

もっと潜りたい。

もっと海の中で過ごしたい。

そんな思いから、会社員を辞めて、この仕事を始めました。

仕事としてダイビングをするようになれば、趣味だった頃とは違う大変さもあります。

でも、僕は今でもダイビングが楽しいですし、何よりダイビングが大好きなんです。

そして、ゲストの皆さんにも、

ダイビングを通じて人生をもっと楽しんでもらえたらうれしいと思っています。

今回の記事を書くきっかけになったBTRCの代表・弁慶さんも、

ランニングを通じて人生を豊かにすることを大切にされています。

僕にとってのランニングも、単にタイムを縮めるためだけのものではありません。

大会に参加することで、新しい場所を訪れたり、人と再会したり、

新しいご縁が生まれたりすることがあります。

以前、かがわマラソンに参加した際の旅でも、そんな経験がありました。

【関連記事】

マラソンの先にあったもの|再会とご縁に導かれた四国・大阪・神戸旅【後編】

ランニングが僕の人生を豊かにしてくれているように、

ダイビングもゲストの皆さんの人生を豊かにするきっかけになってほしい。

そんな思いで、日々ご案内しています。

少人数制だからこそ、一人ひとりに合ったアドバイスを

当店のファンダイビングは、最大4名までの少人数制です。

少人数だからこそ、一人ひとりの経験やスキル、

得意・不得意を見ながらご案内することを大切にしています。

潜降が苦手な方には、呼吸や姿勢を確認しながら。

中性浮力が苦手な方には、BCDの操作や浮力の変化を一緒に考えながら。

もちろん、せっかくの沖縄旅行ですから、

練習ばかりになってしまってはもったいないですよね。

海を楽しみながら、その中で一つでもできることを増やしていく。

僕は、そんなダイビングが理想だと思っています。

また、ダイビングライセンスを取得したばかりの方や、久しぶりに潜る方も、

それぞれのペースで楽しんでいただければと思います。

【関連記事】

沖縄でダイビングライセンスを取ったあとどうする?初めてのファンダイビングを楽しむポイントを解説

ブランクダイバー必見!久しぶりのダイビングはリフレッシュで安心

今回ご紹介したトレーニングの3原理・5原則は、

ダイビングのために作られた理論ではありません。

それでも、上達するための考え方には、共通する部分がたくさんあると感じています。

大切なのは、ただ経験本数を増やすことではなく、目的を理解し、

自分に合った課題に少しずつ取り組むこと。

そして、できるようになったことを繰り返し、

自分のスキルとして身につけていくことです。

何より忘れてほしくないのは、ダイビングは楽しむためのものだということ。

上達することで水中に余裕が生まれ、

今まで気づかなかった景色や生き物に出会えるかもしれません。

これからも、一緒に沖縄の海を楽しみながら、少しずつステップアップしていきましょう!

 

リトルケープダイビングサービスは、

沖縄県浦添市(那覇市のお隣)にある少人数制のダイビングショップです。
(2020年10月に北谷町から浦添市へ移転いたしました。)
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講習終了直後でまだ経験が少ない方や、
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当店は全メニュー完全少人数制。
その日の海況やゲスト様のレベルに合わせ、
沖縄本島エリアのベストポイントへご案内しております。

那覇市・浦添市を中心に、
宜野湾市・北谷町・嘉手納町・読谷村・恩納村(一部)まで
宿泊ホテルへの無料送迎を行っております。

※送迎エリアは、その日のダイビングポイントを基準としております。
安全でスムーズなご案内のため、
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詳細はお気軽にお問い合わせください。

到着日ダイビングや那覇空港への送迎にも対応しておりますので、
旅行スケジュールに合わせて無理なくご参加いただけます。

沖縄は南北に長い島のため移動時間が長くなることもありますが、
当店ではトヨタ・ヴェルファイアで送迎しており、
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一緒に沖縄の海を思いきり楽しみましょう。
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